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On Liberty 3

  • scallopshcolarship
  • 2024年4月24日
  • 読了時間: 3分

更新日:4月28日

JOHN STUART MILL

On Liberty and The Subjection of Women / Edited by ALAN RYAN (PENGUIN CLASSICS)

読んだ箇所:On Liberty Chapter1

 

感想

 余裕がない~。ミルの文章読みづらいよ~。予め編者によるまとめを読んだので、大意について誤解はしてないと思うけど。

てかだいぶ前だけど日本語で「自由論」読んだことあるしね…。(カンニング!予習とも言う?)


 この章では、社会が個人の自由に干渉する原因となっているcustomやreligious belief、moral senseを否定的に論じている。その理由として、それは結局feeling、liking、propriety、self-interestだから、reasonにならない、とのこと。ひろゆきなの?「それってあなたの感想ですよね」…。

 ミルさまは個人の自由を守るため、自由を侵害する者の掟として、普遍的で、国や時代が違っても変わらないもの、シンプルなものを提唱するようです。

それが“self-protection”。それ以外の理由で、他人の自由を侵害してはならない。


 しかし、なぜ自由を守るべきなのか。自由を守ることに懸けては、“strong barrier of moral conviction”を持ち出している。

 議論からの納得、からの信念による行動はOKで、それは自発的な行動と言える。他人を説得することや議論に巻き込むこともOK。

 ただし、納得していない人に強制すること、社会的に押さえつけることは許されない。個人の自由の侵害は社会全体の効用を減らすから。

なぜ、自由を守ることが社会の効用を増やすのか?その答えは、きっと第2章以降にある!

 

 

Key Words; An indefeasible right, Sovereign, The salutary permanent effects of freedom, Divergence, Dissenttient

 

印象に残った文章

P14 minorities, seeing that they had no chance of becoming majorities, were under the necessity of pleading to those who could not convert, for permission to differ.


P17 But as soon as mankind have attained the capacity of being guided to their own improvement by conviction or persuasion (a period long since reached in all nations with whom we need here concern ourselves), compulsion, either in the direct form or in that of pains and penalties for non-compliance, is no longer admissible as a means to their own good, and justifiable only for the security of others.


P18 the conscience of the agent himself should step into the vacant judgment seat, and protect those interests of others which have no external protection; judging himself all the more rigidly, because the case does not admit of his being made accountable to the judgment of his fellow-creatures.


P20 to strengthen society, and diminish the power of the individual

 

自分なりのまとめ

 王家や貴族による統治から、民主制に移っていたイギリス。政治的権力者・行政官は国民に権利を付託された一時的な代理人であって、いつでも任を解かれることができる。それなら、国=統治者=被治者で、権力の濫用はなくなり、誰もが安心して暮らせる?

ところが、そうではないようだ。やっぱり、支配するものとされるものは別である。Self-governmentという言葉は不正確である。


 社会の集団的圧力によって、個々人が押さえつけられるという事態が生まれる。

ミルは考えた。個人の生活に対する、政府および法律、公衆の意見による行き過ぎた干渉は恐ろしいものである。

慣習だから、道徳だからといって正当化されるものではない。宗教的な戒律もしかり。

効用で考えるべきである。そうすると、他人の行動を強制的に変えていいのは、その行為をする本人以外に何か損害が生じるときだけだ。


 ただしそれには前提と補足がある。

前提:自由に考え、行動できるのは“human being in the maturity of their faculties”に限る。

補足:社会のためになる協働作業には参加するべきである。

また、他の人の命を守るための行動は行わなければならない。

   これらのことは、得られる社会的利益が大きい場合に強制することができる。

社会が強制することができない場合、一人一人が自らの良心に基づき行動する。


ミルが大事だと考えているもの:liberty of conscience, freedom of opinion and sentiment

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