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「マクロ実証会計研究」に感謝

  • 2025年12月13日
  • 読了時間: 2分

 最近、仕事の関係で読んだ本「マクロ実証会計研究」(中野誠 吉永裕登)がすごく役に立って感激した!


 本文の方は仕事の参考として役に立ったんだけど、それと同じくらい間に挟まれる「コラム」と「テクニカル」と注釈が面白かった。そして、専門知識はまあまああるけど実証分析はよくわからない、でも研究論文に興味がある、という私のような半端な者にすごく、ちょうどよかった!!


 私がこれまでに挑戦して、すごく読みにくいと感じた数々の専門書(政治とか哲学とか)。読みにくかった原因は、筆者が自分と同等以上の専門家を読者として想定していたこと。

 先行研究を並べまくったり、専門知識があること前提の含意のある言葉を使いまくったり。そして説明はほぼない。知ってる前提だから。

 でもこの本は、実務家とか大学院入学レベルの方をターゲットとして、「読みやすいように、平易な記述を心がける(P9)」とのこと。そして「一般読者も対象とする書籍(P10)」として、テンポよく読める本になっている。


 さらに、先にも触れた「コラム」などで、研究って?実証分析って?という入門レベルのことを説明してくれているのがありがたかった。

 例えば、コラム「レビュー論文と研究の蓄積(P49)」では、先行研究の調べ方に触れられている。

 また、P129の注釈では「学会報告時や論文投稿時に世界金融危機の影響を考慮して分析しているかどうかは質問されることがあるが、東日本大震災の影響を考慮しているかについてコメントを受けることはほとんどない。」など、実際分析する際の役に立つ情報があった。

 P197「テクニカル」では「プラセボテスト」という手法が紹介されている。


・・・学部卒でも真面目に論文やレポートを書いていた人ならとっくに知っていたことなのかもしれません・・・。でも自分はこういう研究のイロハを知らないので、仕事のノルマとしての読書をこなしつつこういうことを知れたのがすごくありがたかった!

 
 
 

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