「3・11の政治理論」1
- scallopshcolarship
- 2023年10月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2023年11月1日
読んだ本 「 3.11の政治理論」 松尾隆佑 2022年 明石書店
P7-34
予め知っていたこと、聞いたことはあったことの復習 ALPS処理水保管用のタンクを置く敷地が足りなくなる⊳海洋放出 本が執筆された2020年の世論調査では海洋放出に賛成する割合は7.8%だったそうだが、2023年9月には毎日新聞の世論調査で8割の人が海洋放出を容認。 『周辺』:マルクス経済学の用語だったかと思っていたが違った。調べてみると、ウォーラステインの世界システム論の用語だった。
新しく知ったこと・覚えたこと・印象に残ったこと 「ポスト実証主義」 「規範的政策分析」「参加型政策分析」「熟議型政策分析」 P30 それにもかかわらず特定分野の一部の専門家が政策決定を実質的に主導するならば、決定の民主的(手続的)な正当性だけでなく、有効性(政策の質や社会的受容可能性)も損なわれることになりやすい。
感想・解釈メモ 前回読んだ「行政改革と調整のシステム」に、政治は理論(研究論文)と政策(立法)の間にドクトリン(諮問委員会報告書など)がある、という論説があった。「3.11の政治理論」「2.3 応用政治哲学と関与政治哲学」では政治理論と政策の結びつきについて言及されているのだが、関係あるかしら。 本書は初学者向け入門書とかではなくガチの論文なので正直難いが、政治哲学に関心があるのに加えて3.11という未解決にも関わらず今まさに風化しつつある出来事に関する本なので、諦めずに読み進めていきたい。
発展・関連学習
本書の中に「論争性」という言葉が出てきて、「本質的に論争的な概念」という言葉を思い出した。
どこで読んだかも忘れたので調べてみたところ、ガリー(Gallie)という人の言葉だそう。
伊藤克彦さんの「本質的に論争的な概念をめぐって ―コンセプトとコンセプションの区別の再考―」という論文がヒットしたので覗いてみたところ、そもそも「コンセプト」と「コンセプション」の区別というジョン・ロールズ(Rawls)による有名な論考があり、それに関連するものらしい。
ロールズ、読んだことはないけど最近名前よく見る人No.2。No.1はハンナ・アーレント。(←早よ読め。)
上記論文の注釈にハーバート・ハートというイギリスの法哲学者の名前も出てきたので後学のためにメモ。

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