「新版 原子力の社会史」2
- scallopshcolarship
- 2023年10月23日
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更新日:4月28日
読んだ本 新版 原子力の社会史 吉岡斉 2011年 朝日新聞出版 86-250P
予め知っていたこと 新全国総合開発計画>むつ小川原開発地区(整備した土地が余る) >六ヶ所村に原子力関連施設 日本列島に原発は50基以上ある。 電力会社は地域独占かつ電力料金は総括原価方式なので、電力会社は基本的に必ず利益を出せる。 ソ連ではチェルノブイリ原発事故で、原発職員や消防隊員が犠牲となった。
新しく知ったこと、覚えたこと、印象に残ったこと P205 原子力開発の多くのプロジェクトに共通する “時間がたつにつれて実用化時期までに要する年数がむしろ遠ざかっていく現象” P222 こうした究極的な事故が起きる確率が、事実上無視できる程度であるということを人々に信じさせることが、原子力発電の拡大にとって不可欠の前提条件であったが、今やその前提条件は妥当でないことが立証された。
感想・解釈メモ どうして国(科学技術庁、通産省)は原子力技術開発をナショナルプロジェクトとして強力に推進したのか?という疑問を持ちながら読んでいたところ、読み進めても特に納得のいく理由が見当たらなかった。 科学技術を専門にする人からしたらむしろ「理由なんて自明でしょ。とんでもない可能性がある技術を、どうして研究せずに放っておくの?」という感覚なのかも知れない。 私(広島育ち昭和生まれ)などは原子力と聞くとすぐ「間違って放射線被ばくしたら取り返しがつかないのでは?」と心配になる。 でも科学者にとっては新しい技術が危険を伴うのは普通のことで、それを制御できるようにするために研究を進めるんだということなのかもしれない。科学に善悪はない…。
関連・発展学習
行政改革と調整のシステム 牧原出 2009年 東京大学出版会
「ドクトリン」「調整」という言葉の意味するものはぼんやりとだけどわかった。
河川開発・水源開発にまつわる複数の省間の「調整」の話が面白かった。

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