「3・11の政治理論」2
- scallopshcolarship
- 2023年11月1日
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読んだ本 「3.11の政治理論」 松尾隆佑 2022年 明石書店
P32-79
予め知っていたこと、聞いたことはあったことの復習
憲法第13条 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。
「国政の上で最大の尊重」とあるのは知らなかった!
原発事故を受けて、政府や自治体から支持されなくても避難する自主避難者が多数出た。「区域外避難」「自主避難」
原子力損害賠償法
原子力事業者は無限責任を負う。関連事業者は免責される。国は原子力事業者に必要な援助を行う。
生業(なりわい)訴訟、ふるさと喪失訴訟
新しく知ったこと・覚えたこと・印象に残ったこと P36 「規範的政策分析は(中略)参加型政策分析・熟議型政策分析と組み合わせることで、より高い民主的正当性や有効性を持ちうる」 公共政策は価値や規範の問題と切り離せない ⊳政策を評価する基準は価値や規範の原理原則「規範理論」 一つは、応用政治哲学。政策・諸制度を規範理論に沿ったものにしようとする。 “こうあるべき” “理論を洗練させることを重視” もう一つは、関与政治哲学。幅広い市民による合意(政治的正当化)を重視する。 “現実妥協的“ ”民主的倫理に則した政治の重視“ 民主的倫理に依拠すべき根拠は?⇒「公共的正当化」「異なる意見を持つ市民間でも尊重すべきと考えられる民主的価値」人権、基本的権利 復興政策の目的設定が不適切だった。被災者支援と被災地の復興のアンバランス。 「人間の復興」 避難指示が解除されても、帰還は進んでいない。 非難に対する援助が打ち切られたことによる経済的理由での帰還が多い。 P57 「福島県に限れば、関連死の認定数は震災・津波による直接死の数を上回る。」 P77 「規範理論家は、世論に抗してでも、政策過程の倫理的制約を強めるように求めていくべきである。」
感想・解釈メモ
慣れない単語が多数出てきたのでゆっくり読んだ。
人権とは。人間の資格?まず、命を守られること。次に、他人に支配されず、自律していること。かなぁ。
災害・原発事故支援政策は被害を受けた個人の基本的な権利の回復・実現を重視すべき。
福島原発事故の賠償と復興・廃炉に関しては、政府、復興構想会議⇒復興庁、文科省、環境省、経産省、水産庁などが関わっている。
(水産庁:「食べるぜニッポン」て、プレミアムフライデーと同じですぐ消えそう…。
私はホタテ食べるの好きだけど、輸出用の帆立と国内消費用の帆立って加工工程が違うからすぐには転用できないらしい。)
発展・関連学習
ナオミ・クライン著「ショック・ドクトリン 惨事便乗型資本主義の正体を暴く」
NHKテキストから出ている「100分de名著」シリーズにあるようなので、まずはそちらでチェックしてみよう。 「人間の復興」を提唱した福田徳三氏は要チェックだな。

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