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読書メモ「新版 原子力の社会史」

2023年10月16日
読了時間: 3分

更新日:2025年4月28日

思いがけずサイトが簡単にできて即公開状態になったため、慣らし運転として現在借りている本の読書メモを掲載。 この本たちを返却したら、ミルと松尾さんの方に本腰を入れるぞ。 (ミル、原文を一人で読んでると文意が不明瞭なところがちょいちょいある…。  あと5年前に適当に買った学生向けの辞書を使っているのでまず辞書買い替えたい。  電子辞書高いのでちょっと先になる…。)


読んだ本 新版 原子力の社会史 吉岡斉 2011年 朝日新聞出版 1-86P


予め知っていたこと ちょっと前まで政治絡みの「利権」とかって陰謀論かと思ってたけど、普通に事実だったことを今更知る。 ほぼほぼ違法なこと、でも表には出てこないため世間では噂としてささやかれている…ようなものなのかと思っていた。 予算の無駄使いや環境破壊などの問題もありつつ、いわゆる「利権」的なシステムで公共事業を決定して行うこと自体は過去には違法なことではなかったようです。 行政の裁量で公共工事をガンガンやっていた時代があり、 そんな中で「利権」とは官僚たちの予算と所管領域をめぐる活動の成果であり、 政治家と事業者にとっては公共事業を自分のたちの地元にとってくるための行政とのパイプであったというふうに理解している。 (今は法律が変わった模様。) 戦後日本のいわゆる「社会主義的資本主義」とか「政官財がスクラム組んだ国策事業」みたいなものは、日本が二度の大戦時に総動員体制を作っていく中で資源や産業・市場を国家の統制下においたことが始まりのようです。 その具体例の勉強になるかと期待して、「原子力の社会史」を読む。


新しく知ったこと、覚えたこと、印象に残ったこと 中曽根康弘氏が戦後日本の原子力政策推進のキーマン。原子力合同委員会の委員長として、原子力基本法の案をまとめた。 岡山県にウランが取れる山があった!今でも坑道を見学できるらしい。


感想・解釈メモ 読む上での今後の注目点は、経済合理性の怪しい原子力の民間利用(発電)になぜ民間企業が従事し続けているのか。 政府としては、原子力発電を国策として続ける理由があるらしい…。

関連・発展学習

行政改革と調整のシステム 牧原出 2009年 東京大学出版会 1-207P

「原子力の社会史」の中に「旧通産省・電力会社グループ」路線と「旧科学技術庁グループ」路線みたいな話があり、省庁間の職務分掌にも絡むところなので同時に借りていた「行政改革と調整のシステム」を並行してちょこちょこ読む。

考察対象となる時代もけっこう被っているので同じ政治家の名前が出てきたりする。

知っている固有名詞を手掛かりにぼちぼち読み進めているが、あんまり理解できている自信がない。

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